第4章 火神 大我(黒バス)
「ありがとな…、萌」
まだ涙目は変わり無いが、何時もの様に明るく微笑む火神が無性に愛しく感じた。
~真夜中~
「あ、あのな…萌……」
また涙目に成って布団の中に潜り込んで来た。
睡魔が襲いかかってきて、火神の事が余り気に掛けられなくて肩を揺さぶられる。
「一緒に寝てもイイか…?」
「黒子と寝ないの…?」
「入れてくれなかった」
調子が狂わされる…
「ほら、入りなよ」
布団を捲って火神を入れさせる。
大型犬を飼ってたら…こんな感じなのかなぁ…なんて考えながら火神を宥めているうちに眠りに就いた。
~EИD~