第12章 12
「私とノアが出会ったのは何年も前…、訓練兵団に入団した時だった………」
周りは誰も知ってる人がいなくて、だからといって困ることはなかったが
キョロキョロと誰かを探しているような一人の少女が目に入り、とても気になって話しかけた
「ねぇキミ!誰か探してるの?」
「え?えぇ、幼馴染を…」
「ふ〜ん!あ、私ハンジ!
あなたは?」
「………ノア、ノア・マーティン」
それから、その幼馴染の特徴を教えてもらい、一緒に探した
それでも、見つかることはなくて
「……本当にこの訓練兵団にいるの?」
「うん、絶対
だってあの人を追いかけてここに入ったんだもん」
ノアとはいつも一緒に行動した
昔から綺麗で、他の訓練兵が視線を送っても気にしない
探している人しか目に入ってなかった