第9章 衝撃の事実
「えっ!り、リーダー…?」
「だいじょーぶっ。誰も来ないって。もうみんなも行っちゃったし。…ね?最後に」
「で、でもっ」
「オネガイ!俺…花のこと、ちゃんと覚えてたいの。だから…。ね…?」
「え、ええっ!?」
ちょっとちょっとちょっとぉぉぉ――――!!
冗談やめてよっ!?
みんなの方見たら、口に手当てたまま目合わせてビックリ顔。そりゃそーだよ!ナニ言ってんだよリーダー!
てか、あり得ねえし!それは…それはダメだろ!?
だって
…だって花ちゃん、俺のこと好きって言ったもん!ちゃんと、ちゃんと目ぇ見て言ってくれたもん!アレ、本気の目だったから!だからもう、俺のも同然なんだよ!?なのにっ
なのに
ふたりが付き合ってたのも知らなかったけど
そんな
今さら、そんな…
エッチとかダメだしっ。しかもこんな、メイク室でって…
あり得ねーしっ!ダメ!絶対!そんなの絶対許されないでしょッ!?
「で、でも…っ」
「ダメだよ、絶対逃がさない…」
「アッ」
「花は、俺んだから」
「キャッ」
!
「花…好きだよ…」
「あ…っ」
「ずっと、俺のそばに居て…?」
「…やっ…ダメ…ッ!」
ダメ。
コッチがもーダメ!
マジで限界ッ!!!!!