Welcome to our party 2 【気象系BL】
第2章 ドロップ by うめ
ベッドの上にはシーツを被った裸の俺と松本さん。
その前にはカメラを構えたスタッフと監督。
撮影最終日。
映画のクライマックスのベッドシーン。
監督からの指示はほぼなく、松本さんリードでのフリーの演技が求められた。
これで松本さんとは舞台挨拶まで逢えない。
胸がチクリと痛んだ。
「はいじゃあ本番用意…スタート!」
『愛してる』
松本さんの唇が俺に吸い付きそのまま押し倒される。
『あっ…せんせ…』
松本さんの唇が首筋から肩…そして胸を這う。
演技でも…松本さんに触れられ快感の波が襲ってくる。
すると松本さんの指が…俺の下半身に伸び蕾に触れた。
「え?あ、待っ…!」
そのままズブッと蕾に差し込まれる。
「いやっ、あぁっっ、先生っっ…」
『優しくする…』
耳元で囁かれ松本さんの指が中を広げながら蠢いた。
俺の口から本物の喘ぎ声が漏れる。
監督とスタッフは気付かない。
『愛してるよ…』
蕾から指が抜かれたと思ったら…熱い太いモノが中に入って来た。
「んあぁっっ…!」
『愛してる…愛してるよ…』
松本さんが俺の腰を掴み、揺さぶり出した。
「先生…せんせっっ…愛してるっっ…」
腰に広がる初めての痛みと甘い痺れを感じながら…俺達はカメラの前で高みへと上り詰めていった。
そして…
「あっっ…駄目…あぁっっ…!」
「っっ…!」
松本さんの手の中に俺の熱が、俺の中に松本さんの熱がほぼ同時に放たれたのだった…。