Welcome to our party 2 【気象系BL】
第88章 ライバルは……俺!? by みきちん
2人と別れると、潤の家に来た。
色んな事を考えたりもするけど、
ここからは俺の至福の時。
「いつもゴメンな」
唯一、潤に勝てるのは成績。
でもそのお陰でテスト前は
俺を頼ってくれるんだけどね?
「早速なんだけど……」
「ん?どれ?」
潤が開いた教科書の指差す先を覗き込む。
やった、潤に近づける!
カラカラカラ…
チッ、邪魔が入った。
「おーい、どうした?」
少し離れた場所にあるケージに向かうと、
ヤツが遊具から降りて潤を待ち構える。
「後で遊んでやるから、静かにしろよ」
指で頭を撫でられると、
気持ちいいのか瞼を閉じてやがる。
俺も頭……撫でられたい!
「潤、勉強するよ?」
「おう」
潤の声にヤツはプイっと顔を背けた。
何だよ。
俺は邪魔者か?
いいじゃん。
お前はいつも一緒だろ?
カラカラカラ…
邪魔する様にまた遊具で遊び始めた。