Welcome to our party 2 【気象系BL】
第87章 聖域 by millie
「潤くん?じゅ~ん?拗ねてないでこっちにおいで」
「拗ねてねえし」
「そう?じゃぁ今日はこのまま寝る?こうやって二人で一緒にいられるのもあと少しなのに…」
ちょっとうつ向いて言うと潤くんの気配が近づいてくる。
ほんと可愛いなぁ。
「…別に…すねて…」
言い訳しながら近づいてきた潤くんの腕を引っ張ってベッドにそのまま押し倒す。
拗ねてないって言いつつも拗ねた口元に唇を落としそのまま潤くんの口を堪能する。
私のたった一人の弟。
風呂上がりの滑らかな肌をスエットに潜らせた手で撫でる。
そのたびにビクビクと跳ねる体。
「潤くん、合格祝い、ちょうだい?」
「うん…和兄の…好きにして?」
私よりも大きくなった体を桜色に染めながら呟くように言う。
「たくさん潤くんを味あわせてね?ずっと我慢してたんだから」
潤くんの頬に手を滑らせ体中に所有の痕を付けながら二人、熱を高めていく。
仕方のないことだけど…最後に一人、ここに残る潤くんにありったけの思いを込めてそのしなやかな体を抱いた。