Welcome to our party 2 【気象系BL】
第83章 スイッチON! by mimimama
俺の唇に、和の唇がくっ付いている。
これって…キス…だよな…?
「和っ、離れろーっ」
外野の煩い声も俺には入って来なかった。
和の唇が離れていく。
すぐに「何で?」と問い掛けた。
「そんなの決まってるじゃん。潤くんが…好きだから…」
「えっ…」
ポッと和の頬がピンクに染まったのをみて、俺も身体が熱くなった。
「潤くん、一人暮らしするんでしょ?俺も一緒に住むからね」
「は?」
「智兄ちゃんからの許可も出たし、一緒に引っ越ししようね」
「はぁ?」
「駄目なの?」
「いや…あの…えっと…」
もう何が何だかよく分からない。
けれど、和が俺の傍に居たいんだ、という事だけはよく分かった。
さっきのキス…嫌じゃなかったな。
「いいよ…」
あ、言っちゃった。
でも、まぁ…いいか。
「え?」
「一緒に引っ越しってやつ」
「本当?」
「ああ」
「じゃぁさ、今からおっきいお布団買いに行こーっ」
「はぁっ!?」
「だって…お布団で…イチャイチャしたいもん…」
イチャイチャ…
その言葉に、今度は俺の頬がピンクに染まった気がした。
幼馴染が恋人になる日は、もう近いかもしれないな…
END