Welcome to our party 2 【気象系BL】
第79章 unbreakable magic by うめ
「………どこ行ったんだ…」
探しても何処にも2人の姿は見えない。
すれ違うスタッフに頭を下げながら2人の影を探したけれど…見つける事が出来なくて。
「何やってんだ…俺は…」
いつの間にか知らず知らずの内に階下の倉庫にまで来てしまった。
楽屋に戻ろうと入口に背中を向けた時。
「んん…ふぅ…」
「いいぞ潤…」
………え…?
奥からよく聞く声が聞こえる。
身体が震えた。
見ちゃいけない…そんな予感がする。
でも俺は…その声がする方へとゆっくり近付いていく。
声が近くなるにつれて聞こえてくる…甘い声と…微かな水音。
………その角を曲がった先にきっと2人は居る。
バレない様に俺は…そっと先を覗き込む。
そこに広がる衝撃の光景。
「あ…出るっ」
呻き声と共に…身体を震わせる智くん。
「んんっ」
出されたものを飲み干しながらゆっくりと智くんを口から出す松潤。
唇の端からは飲みきれなかったものが少し垂れて…。
「はぁ…上手くなったな潤」
「智さん…」
恍惚とした表情で智くんを見つめる松潤。
………智さん…そんな風呼んでるなんて。
松潤があんな表情するなんて…。
「ほら潤。挿れてやるから」
「うん…」
素直に頷いた松潤が壁に手を付いた。