第62章 散花の誓い by 咲子

乱れた白い寝衣の上で、色づいていく白い肌を記憶に刻むように愛しんでいく。

脇腹を優しく撫でながら、恥じらいの雫を零すものに口付けると、甘美な声で私を誘い込もうとする。

「‥ああ‥どうか‥意地悪なさらないで‥」

焦れたような甘えた吐息に混じって強請る言葉で、熱を溜めたものを咥内に招き入れると、ふるりと身体を震わせて喘ぎを洩らして‥

その下で愛でられるのを待っている小さな蕾も、言葉なく私を誘った。

やがて解きほぐされた蕾は、私を熱く淫らなひと時の夢へと導く。

「雅紀さま‥もっと、わたしの奥へ‥‥」

華奢な身体を仰け反らせて、貫かれる歓びに喘ぐ愛おしい者を蕩かせるように口づけながら、力強く愛の楔を打ち込んでゆく。

ああ‥なんと愛おしい。

来世でもまた‥こうしてお前を愛することができるなら、どんな刃でもこの身に受けようぞ。