• テキストサイズ

Welcome to our party 2 【気象系BL】

第38章 Bitter sweet by つぎこ






「…大野。」

部長が呼んでいる。



「…お、お、のっ。」

平穏な昼下がり、フロアに部長の声が響き渡る。

呼び名の主はピクリとも動かず、そして周りの誰もがスルー…。

部長は諦めたように、深いタメ息をついた。





俺の隣のデスクで、パソコンを前に微動だにしない男。


黒縁眼鏡の奥…。

今日も間違いない。
目を開けたままでも爆睡できる、それがこの人の芸当なんだ。


思考のスイッチさえも ON / OFF 自由自在で、スイッチさえ入れば、プログラミングでもなんでも、何時間も没頭する。

何故かここでは一目置かれる存在で…。


幸か不幸か
どういう経緯か

そんな人が俺の指導係という…。




/ 722ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp