Welcome to our party 2 【気象系BL】
第33章 メッセージ by mimimama
初めて迎えた2人きりの朝は、いつも通りの俺たちに戻っていた。
どんな顔していいのか分からなかったから、正直これには助かった。
「今日もここに来ていい?」
「もちろん。ここに帰ってきて」
「うん…」
大野さんがふわふわの笑顔で家を出て行った。
今日はお互い違う現場に入る。
でも、終ったらここにまた戻ってくるんだ…
いつもの俺たちだけど、今までとは違う関係に心があったかくなる。
少し片付けようとリビングに戻ると、テーブルの上にあの箱が置いてあった。
あれっ?
なんか書いてある。
大野さんからの新しいメッセージに、思わず笑顔になった。
チョコレートの甘い香りがする箱だぞ。
さて…
じゃぁ、何を入れようかな?
【この箱に入れてホワイトデーのお返しちょうだい
そしたら俺をやる 智】
【end】