Welcome to our party 2 【気象系BL】
第29章 それはやっぱり恋でした。 by きぃな
「いい加減にしてください、なんですかその醜い嫉妬」
「っ、俺のどこが嫉妬してるんだよっ」
「じゃあ何故暴れるんですか」
「知らねぇよっ、櫻井とおまえがいちゃついてたらムカツ…っ、んぅっ」
俺は雅紀さまの唇を塞ぐ
「ん…っ、はぁ、雅紀さま、それが『嫉妬』っていうんですよ?」
見下ろす雅紀さまは少し荒く呼吸をしながら俺を見据える
「私に恋してるから嫉妬するんでしょう?」
「ち、違…っ、てかおまえは櫻井と…」
本当に鈍いお方だ…
「私が雅紀さまをこんなにお慕いしているのが解らないですか?」
「え…っ」
びっくりしたように俺を見上げる雅紀さま
「おまえが俺を好きで、俺がおまえに恋してて…?って、意味わかんねぇし…っ」
「解らないなら、解らせてさしあげるまでですが」
俺はニヤリと口角を上げる
「私のことを好きと仰っていただくまで離しませんよ?」
「ばっ、バカっ、止めろって…っ、んっ、んふ…ぅ」
俺は再び塞いだ唇の隙間から舌を挿し込む
「んっ、んん…っ、んぅ……っはぁ、はぁ…っ」
見下ろす雅紀さまの瞳は蕩けそうに潤んで
「っ、認めるよ…おまえのこと…好きだ…だから…もっと熱いの…くれよ?」
「ふふっ、仰せのままに」
俺は優しく微笑うと、雅紀さまに口づける
これからもっともっと甘くて熱くて、色々なことを教えてさしあげますね…
私だけの雅紀さま♡
ーお・わ・れ♡ー