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Welcome to our party 2 【気象系BL】

第26章 原罪 by millie


どれだけ抱いても穢れない和。

その分、自分の汚さが浮かび上がる。

和…俺たちどこで間違えたんだろうな?
苦しいよ…、苦しいんだ、俺。

自分勝手に和の体を貪った。

俺のベッドで眠る和也。

ねぇ…和、和也はさこんなところにいちゃいけないよ。

真っ白な和…。
まるで天使みたいだ。

でも天使は愚かな人間のそばになんていちゃいけないんだよ。
人は愚かだから天使なれない故に嫉妬して排除しようとするんだ…。

白い身体をベッドに投げ出しシーツだけを纏った和。

本当に綺麗だ…。

そっと近づく。
穏やかな顔で眠る和也。

さっきまでの淫蕩な娼婦のような表情は欠片もない。

眠る和也に馬乗りになる。
白い首筋に指を滑らせる。
このまま力を籠めれば…。

そう思った瞬間、ゆっくりと和也の瞳が開いた。

「まーくん?」

ぼんやりした顔で俺を見る。

時が止まった気がした。

呼吸を止めた俺に和がにっこりと微笑む。

「いいよ?僕の命も…まーくんにあげる…。愛してるよ…世界で一番…」

俺は…首に回した指に渾身の力を籠めた。

和…和也…。
越えたくて…越えられなくて…、憎くて愛おしい俺の弟…。

お前が弟じゃなければ…。
俺たちはもっと違う道を歩けたかな?

和也を抱きしめながら冷たくなった頬をなでる。
零れる涙を止めることができなかった。
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