Welcome to our party 2 【気象系BL】
第3章 妄執 by millie
「気がついた?櫻井くん…」
「え?俺…」
自分の今の状況がわからなくて周りを見渡す。
「ここ…どこ?」
「俺の家」
「なんで俺、こんな格好で縛られてんの?潤?すぐ外せよ?今なら冗談で済ませてやるよ?」
「別に済ませてくんなくていいよ?俺、本気だしね?」
「馬鹿野郎!外せよ、変態教師!」
「その変態教師と関係を楽しんでたのは生徒会長殿だろ?大人をからかうと痛い目にあうって教えてやるよ!」
ニヤリと嗤う顔は俺の知ってる潤のものとは違う…。
「そうだ、櫻井、喉乾いただろ?」
そう言って目の前でペットボトルを開けた先生。
優しい目で俺を見ながら口元にボトルをあてる。
「飲ませてやるよ」
ゆっくり傾くボトル。
乾いた体は本能のままに受け入れる。
「櫻井くん、少しは警戒心、持ったほうがいいよ?」
意味深なことを言って先生は部屋を出ていく。
残されたのは全裸で椅子に両手足を縛りつけられた自分だった。