Welcome to our party 2 【気象系BL】
第3章 妄執 by millie
日暮れ近くの生徒会室。
期末考査も終わり校内は変な開放感に包まれている。
誰もいないここに来たのは彼を待つため…。
ボケットからタバコを取り出し火を点ける。
紫煙を吐き出しながら窓の外に視線を移した。
小さな音がしてあの人の姿が窓に反射する。
「教師を待つ間に一服なんていい根性だな?生徒会長殿?」
「だって先生はこんな瑣末事、誰にも言わないだろ?もっとイケナイコト、してるんだから」
携帯灰皿にタバコを押し付けながら綺麗な瞳を見る。
「櫻井…」
「そんな顔、すんなよ?キスしたくなるじゃん?」
綺麗な頬をニコチン臭い指で撫でる。
それだけでビクリと体を揺らす…。
「松本先生、相変わらず敏感だね?期待しちゃった?どうする?ここでやる?それとも別んとこがいい?」
腕を引っ張って強引に口づける。
それだけで欲を纏った眼で俺を見る先生。
小さな声で「ここはいや…」って。
可愛いよなぁ、見た目は俺様なのに…。
「じゃ、いつものとこ、いく?」
疑問系で聞きながらもそれは決定事項で、期待で前を硬くし始めてる松本先生のモノをズボンの上から軽く撫で、先導するように歩き出した。