第4章 襲われた集落
今日は鈴屋班と合同会議。
本当に変人多いな〜…って私もこの前まで…
什造くんは遅刻かな?せっかく行きにプリン買ってきたのにな。
什「遅刻したです〜!あ、ちさきも今回は一緒です〜?久しぶりです〜」
「そうみたい。よろしくね。あと、什造くん!プリン!」
什「わーい!」
郡「会議のあとにしなさい。」
「はぁい。」
什「プリン、食べたかったです…」
阿(私もプリン買ってきたのに…)
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「…集落が全滅ですか?」
郡「はい。犯行に及んだのはアオギリとも関連のあるグループの襲撃と考えられますが」
「ほうほう、で、隣の山の集落が狙われるんじゃないかってことですね!」
郡「まあ…そういうことかな。ここだけの話、そこは被差別部落らしい」
「だから駆り出される捜査官が少ないんですかね」
郡「察しがいいね。でも、レートS〜の喰種がごろごろいるらしいから気を抜いちゃダメですよ」
「はい。でも…郡先輩も什造くんもいないCCGって大丈夫ですかね。その集落って遠いんですよね?」
郡「車で一時間くらいだからなんとかなると思うよ」
「車…」
郡「どうしたの?」
「酔っちゃうかも…」
郡「ちさきは寝てていいよ」
「はぁ…」
郡「首謀者はジャック。尾赫の使い手らしいよ。」
「ジャック…頑張ります!」
怖くないって言ったら嘘になる。お母さんも、優兄も、私の周りの人たちは、みんなジャックに殺された。
奪われたくなければ、奪うしかない。