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A dream continues.【D.gray-man】

第1章 欲しいものは君だけ





「ー?何で迷ってるんさ?」



ひょこっと覗き込めばが指を指したのは苺のタルトとフルーツと生クリームが添えられたパンケーキ。

どうしよう、なんて呟いた彼女にオレの奢りだからどっちも食べたらいいと促せば顔を上げて。

じゃあどっちも、と店員さんに頼んだ。

しばらくして紅くキラキラとした苺のタルトと色とりどりのフルーツと生クリームのふかふかとしたパンケーキ、そして林檎のタルトが運ばれてきた。

いただきますと二人で手を合わせ食べ始める。

するとじっとこちらを見ていると目があった。

なんとなく自分の食べていたタルトを1口分フォークに乗せて差し出す。


「あーん、なんて…」


冗談交じりにあーんって言ってみたらそのままぱくりと口の中へ。

小さな口で頬張ってもぐもぐと咀嚼する姿は可愛いけど、白い髪のアイツを思い出して。

すぐに違うと頭を振ればたっぷりとクリームをつけ、葡萄が乗せられたパンケーキを差し出される。

何のことかと目の前のを見れば、どうぞ、と一言。

ぱくっと食べてしまえば次はタルトを差し出される。

あーん、なんて男にやったら勘違いされても仕方ないだろ!

オレも勘違いした男のひとりなんだろーけど!!


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