第4章 episode2 家族になりたい
それから俺は結月ちゃんや咲夜君と遊んだ。
俺は遊びながらこれからどうするかを考えていた。
「......ぁ、そろそろ帰る時間だな。
明日は少クラの撮影か......明日来るのは無理そうだな(苦笑)」
「また来るの?」
「あぁ!」
(とりあえず明日、メンバーにカミングアウトかな......)
_翌日、楽屋。
無事少クラの撮影を終えた俺ら、私服に着替えているメンバー達に言うことにした。
「っ......あのさ!」
「「「......?」」」
「ちょっと話があんだけど......いいか?」
「北山、どうしたんだ?」
「まだ、決まったことじゃねぇけど早いうちに言っておこうと思って......」
「だーから、なんだよ。」
「......実はさ、前チラって話した結月ちゃんって子がいるんだけど......」
「なになに!俺らにも会わせてくれんの!?」
タマはテーブルを乗り上げていた。
「会わすのは全然問題ねぇんだけど......結月ちゃんって養護施設にいる子なんだ。」
「それがどうかしたの?特に問題ないでしょ!」
「っその......俺な?
結月ちゃんを......
引き取りたいんだ!!」