藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第6章 ♡Story53♡ ふたりの距離
_音楽の授業終了
「にしてもめちゃウケたわ(笑)
お前音痴だなww」
「っるっせぇ志村(睨)
てめぇは大声で歌ってただけだろ。」
(こうなるなら、書道取っておけばよかった......)
軽く後悔する団司。どうやら団司は歌が苦手なようだ。
「九条君、歌結構うまいね!」
「そういうお前も、ドラマで歌ってたからそこそこうまかった。」
「ありがと(笑)
やっぱりドラマ見てくれていたんだね。」
「ったまたまだ!」
「......なんでアイツ、百合ちゃんには素直なんだよ......」
「当たり前だろうな。」
「......。」
(なんか、変に雰囲気がいい感じ......藤ヶ谷先生に前髪のこと言いつけて
フルボッコにしてもらうか?あの人元不良だって言ってたしw)←
「お前、今よからぬこと考えていただろ。
そういうの、後から自分に戻ってくるぞ。」
「......。」
(なぜわかった!?
でも藤ヶ谷先生も、ただじゃおかねぇ気がする......)
太輔side
_クシュンッ!「......。」
(まさか風邪?いや、誰かになにか言われたような......)
「藤ヶ谷先生、新学期早々から風邪ですか?
気をつけてくださいね。」
「はい、すいません横尾先生......って北山先生、
何仕事中にスマホいじってんですか(汗)」
「来海の写真を見てました♪
_ピロリ~ン!..あ、Yuhooニュース、なにか入った....えぇ!?」
宏光はさっきのニヤケ顔から一気に驚いた様子を見せた。
「北山先生、お静かに。」
「っでもでも!見てくださいよこのニュース......」
宏光は太輔と渉にスマホを見せるようにせがんだ。
「「......?」」
ふたりは渋々宏光のスマホに視線を向けた。
Yuhooニュースに書かれていたのは...
「......え!?
これってまさか......(汗)」
「......
百合?」