藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第5章 ♡Story52♡ 彼氏と、元イジメられっ子
和真side
『今日は俺と一緒にサボってみるか?』
『......え!?』
なぜかはわからねぇけど、この時俺は
『俺が別の楽しみ方、教えてやるよ。』
『っサボるが楽しいって..._グイッ!『ほら行くぞ。』.っ九条君!?』
コイツを少しかき乱してみたいと思った。
それで無理やり学校サボらせて、亮介達に合わせた。
俺と違ってずっと綺麗な道を歩いてきた百合、そんな百合にとって
俺らみたいな不良にはほとんど縁が無い。だから案の定、
『え、えっと......(固)』
亮介達にビビってた。正直俺は、そんなアイツを見て楽しんでた。
でも......
『じゃあ尚更いいじゃん!行こうぜ百合ちゃん!』_グイッ
『ほわっ!』
_バコッ!『おめぇ何してんだよ。』
『いっだぁ!!』
_グイッ!『あくまで俺の連れだ。勝手に手を出すんじゃねぇよ。』
『きゃっ!』
『......勇斗はほっといていい。いくぞ。』
女好きの勇斗は通常運転、でもそれを見てっと異様にムカつく......
俺が勝手にこいつらに会わせたのに......
すげぇイライラした。
これがどういう気持ちなのか、わかるような気がするが
知りたくないと思った。
「......zzz」
「......重い。」
帰りの電車の中、疲れたのか百合はずっと俺の方に寄せながら眠っていた。
「まだ寝てやがる......おい!起きろ。
寝過ごすぞ。」
「......ぇ?」
「......ったく、降りる支度しろ。
もう着いちまうぞ。」
「ぅん......」
「......。」
やっと俺の方から離れた、でもそれが少し寂しいようにも感じた......
もう少し、コイツの寝顔を見ていたいって思ってる自分がいた......。