藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第4章 ♡Story51♡ 九条和真
「っうん!また明日!」
「......。」
和真は無言でピンクのうさぎを片手に持ちながら帰っていった。
「九条君......」
(九条君、後ろ姿めちゃシュールw)←
「......じゃあ百合ちゃん、行くよ。」
「はい!」
「......ねぇ百合ちゃん、」
「はい?」
「......学校をサボった理由、後で聞くって言ったよね?」
「......あ、はい(苦笑)」
(だよねー......汗)
「今日学校をサボった理由は?
なんとなく、想像はつくけど......あの不良っぽい彼が原因かな?」
「......そう、なんですけど......九条君にも、いろいろあって(苦笑)」
「......誘われて、そのままついていっちゃったの?」
「っ九条君だけのせいじゃないんです!
朝、九条君少し徹平さんと衝突しちゃって、そのまま教室を出て行っちゃったんです。
私のことが、原因で......」
「......。」
「私には、九条君を連れ戻す義務があって......!
でも結局、連れ戻すことはできなくて......そのまま九条君に言われたまま、
学校をサボりました......」
「なるほど、ね......じゃあ完全に今日は欠席扱いだね(苦笑)」
「それはもう覚悟の承知で行ったんですけどね(苦笑)
でも、こんな事を言うのはどうかって思うんですけど......私、
今日は凄く楽しかったんです。
新しい友達ができて、久々に息抜きもできた気がして......」
「......そっか。」
「それに、九条君の本当の姿を見れた気がして嬉しかったんです!」
「本当の姿って?」
「九条君、昨日転校してきたばっかりで、クラスに全く馴染めてないんです。
その上あんな感じだったから、余計誤解されちゃうんです......」
「それが原因で、徹平君と衝突しちゃったんだね......」
「っまぁ......っでも!
本当は九条君、よく笑う人なんです!」