藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第23章 ♡Story70♡ ココにいるキセキ
それから3日後の7月5日、この日は百合とゆりの退院日である。
「薮先生、お世話になりました!
八乙女先生も、出産時はお世話になりました!」
「それなりに長い付き合いでしたが、悔いが残らないようにしてくださいね(微笑)」
「はい!」
「玉森さん、忘れ物はない?」
「はい!伊野尾さんも、お世話になりました。いつもサポートしてくださって(苦笑)」
「看護師として、当然ですから(微笑)
招待状、ありがとうございます。2日にまた会いましょうね。」
「はい!」
ちなみに招待状は宏太らにもダメもとで渡した。
そして3人も式に来るようになっている。
「百合が大変お世話になりました。式でまたお待ちしております(微笑)
さぁ百合、我が家に帰りましょう。」
「うん!」
ちなみに今日は平日なので太輔はいない。そのかわり、有希子が迎えに来ていた。
そして車に乗り込んだ二人。
太重は一旦自分の自宅に戻っている。
_車内
「うぅ~♪」
ゆりは百合のネックレスをいじってた。
「そういえばゆり、随分ネックレスが気に入ってるのよねぇ……」
「赤ちゃんはキラキラしたもの好きだからんじゃない?」
「ん~……でもさ、ほかのキラキラしたもの見せてもあまり反応しないんだよ?」
「それじゃ、それがどれほど大切なものかゆりちゃんもわかってるんじゃない?
ママとパパが大事にしている宝物だって(微笑)」
「そう、なのかな……?」
「えぇ……にしても、私もすっかりおばあちゃんね。
まさか裕太より先に百合が子どもを授かって孫が生まれるなんて(笑)」
「(笑笑)」
「ぇへへ♪」
ゆりもネックレスでじゃれながら笑っていた。