藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第22章 ♡Story69♡ ふたりが出会えたキセキ
「っご、ごめん……」
勢いよく入ってきたのは百合、ちょうど陸は着替えている途中だったようで
上半身が裸だった。
「っべ、別にいいけど……っなんの用だよ……」
陸はちょっと恥ずかしいようで急いでシャツに着替える。
「っちょっと……話したいことが、あるんだけど……いいかな?」
「……俺らだけで?」
「う、うん……」
目線をそらしながら言う百合。
「わかった……着替えが済んだら行くよ。
体育館の裏で待ってて。」
「うん、また後でね。」
「あぁ。」
そして百合は一旦更衣室を後にした。
「なんだなんだ?告白か?(笑)」
「ばーか、あの百合に限って違うだろ(笑)」
_体育館裏
「よおお待たせ!
なに?急に呼び出してさ。」
「っ陸……あのさ……これ、嘘でもドッキリでもないからね?
1回しか、言わないからよく聞いてよね?」
「っお、おう……なんだよ、そんな深刻そうな顔して……
お前悪いもんでも食ったか?」
「っ違うわよ!」
「そ、そんな怖い顔すんなよ(汗)」
「……。」
「……それで、話って?」
「……私、さ……」
「お、おう……」
「陸のことが……好き……」
「……え!?
っおま、お前……なんて……」
「っだから2度は言わないってば!」
顔を赤らめる百合。
「っ……」
つられて陸も顔を赤らめた。
「お、おr.「っ返事は明日の試合のあとで聞くから!」…えっと……」
「明日の、試合……がんばって……」
「あ、あぁ……がんばる、よ……」
「うん……じゃあ、また明日……」
そして百合はその場を走り出してしまった。
「っちょ……っ…_カァァ…!」
再び顔を赤くする陸、そして……
「っまさか、あいつから告白してくるなんて……
でもアイツのためにも、明日の試合ぜってぇ勝たねぇと……」