藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第20章 ♡Story67♡ 最後の文化祭
「俺を嫌いって……言ってほしい……。」
「っ……ぇ……?」
「そうでもしねぇと……俺はお前を諦めきれそうにねぇんだ……
お前が死んだ後も、俺はズルズルとお前のことを引きずると思う……」
「っ……かずm._チュッ…んんっ!?」
和真は百合を引き寄せそのままキスをした……。
ふたりはダンスの途中で足を止めてしまったため、
ふたりの後ろに居た陸は思わずぶつかってしまった。
「っお前ら急にとま……っな゜!?」
「っちょ九条くん!?」
「っ何してんだよ!?」
さらにふたりの前にいた美香と玲のペアも陸の声で気づき
驚きの表情を見せていた。
「っ前髪……!?ってめぇ!」
「っバカ落ち着け!」
和真のところに行こうとした徹平を思わず止める団司。
「んっ…んんっ!」
和真から離れようとする百合だが、和真は百合を離そうとしなかった。
「っちょっと和真!?」
「アイツ、何して……」
唯と亮介も驚きを隠せないでいた。
「っ百合!?
なんで和真とキスしてんの!?ってかされてんの!?」
「っ和真くん……和真くんってあんな子だったかしら……」
「和真って……あの和真くんかっ!?」
「っ和真、アイツなんで……
百合が先生と付き合ってること知ってるはz.「っ……九条!!」…っ先生!?」
ずっと黙っていた太輔は裕太の横を通り百合と和真の元に歩き出した。
「……。」
「っ先生……めちゃくちゃ怒ってる……
あんな先生、俺初めて見たかも……」
「っそりゃ、そうだろ……だって……」
「和真くん……なんでわざわざ人目がつくところで……」
「っ和真、くん……っ!やめ_チュッ…んっ!」
「……嫌いって、言えよ……お前なんか最低だって……言えよ……!」
「っそんなの……言えない……言えないよ!
だって和真くん大事な……友達、だから……」
「っ……それが嫌なんだよ!」
「っ……!」
「もう……俺を苦しめないで……」
目に涙を浮かべる和真。
「っかずm.「九条……!」_ガシッ!…っ太輔!?」
「っ!」