第19章 ♡Story６６♡　最後のお仕事、新しい命

「……。」



「っ……」



「お母さん、それどういう……」



「そのままの意味よ(微笑)
太輔くんは、もう私達の家族同然でしょ？
太輔くんが来てくれれば、百合も毎日が退屈しないでしょ？」



「っそう、かもしれないけど……太輔は……」



「っそんな、急に……」



「そうね(苦笑)
急過ぎたわね……でも、今日今すぐ来てというわけじゃないの。
準備が出来次第でいい、貴方も来てくれたら……嬉しいわ……」



「……太輔……」



「っちょっと、考えさせてください……」



「わかったわ、遠慮はしなくていいのよ？いつでも、待っているわ(微笑)」



「……はい……それじゃ、とりあえず百合は実家に戻れ。
荷物は、俺が整理して送ってやるから。」



「っいいよ！私が、整理して持っていくから……」



「いや、お前は無理しないほうがいい。」



「っでも私の荷物だし……それに、無駄にものも多いから申し訳ないよ……」



「貴女達は相変わらずねぇ(笑)
なら、こうしましょう。」



「「……？」」



「荷物は、太輔くんがまとめる。そしてそのまとめた荷物は私たちが車で運ぶ。
これが一番効率のいいお金のかからない方法よ(笑)」



「……そっか、その手があるのか……」



「なら、次の土曜日までに荷物をまとめておきます。
答えも……その時にお答えします……。」



「わかったわ、そうしましょう。
いい答えを、待っているわ(微笑)」



「っ……はい……」



「……。」
(お母さん、もう断らせないつもりだ……汗)←



母の笑顔にそんな事を思う娘であった。



「……。」
(ってか、お父さんとお兄ちゃんは知ってるのかな……そのこと……)



そんな疑問も浮かんだ百合、



そして百合は久しぶりに実家に戻ることになった。



















「俺が百合の実家に住む、か……はぁ、
かなり悩むな……あの顔見ると……変に断れねぇからな……汗」
(なんやかんやで、百合はお母さん似なんだろうな……汗)←