藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第18章 ♡Story65♡ 久しぶりのデート
_ボソッ「ねぇ……」
「はい?」
ジャックハートは百合に小さい声で耳打ちをした。
「……君、玉森百合ちゃんでしょ?」
「ぇ!?」
「しっ!ここでバレるのはやばいでしょ。」
人差し指で百合の口元を押さえるジャックハート。
「……(怒)」
(何話してんだよ……てか、
ファンサービスの域超えてね?)←
「彼氏とデート中なんでしょ?」
「えっと、はい……」
「他の人にバレないように気をつけるんだよ?」
「あ、ご心配くださってどうもです……(苦笑)」
「ふふっ✩
生の百合ちゃんを見られて俺ラッキーだよ。
写真撮り終えたら俺のサインもあげるね?」
「ホント!?」
(サインまでもらえるなんてラッキーっ✩)
「じゃあ、撮るよ。俺のほうに身体寄せてね。」_グイッ
ジャックハートはさり気なく百合の肩を持ち自分の方に引き寄せた。
「な゜っ!?」←
(他のお客さんと態度違くねーか……?)
「今日は会いに来てくれてありがとう✩
アップルポイズンには少しも目もくれてなくて俺だけ見てくれたね♡」
「そ、そこ!?」
_チュッ♡ _カシャッ!
「っ!?」
(はいっ!?)←
「えっ!///」
(ほっぺにチュー……)
ジャックハートはシャッターを押すのと同時に百合の頬にキスをした。
「……。」
太輔はすっかり固まっていた。
百合もまた頬を染めていた。
「それじゃ、これは俺のサイン✩
また会いに来てよ、俺のアリス♡」
そしてジャックハートはウィンクをし別のテーブル席に回っていくのだった。
「……何なんだ、あいつ……汗」
「あそこまでファンサービスしてくれるんだ……」
「……満更でもなさそうだな、お前……」
「っだって!いきなりほっぺにチュウされるんて思ってもみなかったし!
……一生の思い出にします。」←
「……(怒)」
(最後の最後でこれかよ……!)←
昨日の夜は何だったのかと思う太輔なのであった。