藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第4章 ♡Story51♡ 九条和真
太輔side
「いやぁにしても!なんで俺らが研修なんぞ......(汗)」
「しょうがないですよ北山先生、完璧な教師なんていません。
だから教育実習を終えたから立派な教師ってわけんじゃないんですから。」
「横尾先生真面目!」
「こういった研修、俺も何かしら必要だと思います。
たまには学生に戻るのも、悪くないと思いますよ。」
「藤ヶ谷先生まで......まぁ運良く百合ちゃんが通ってる七華高校ですからねぇ!
藤ヶ谷先生としては嬉しいっしょ(笑)」
「馬鹿言わないでください。
教育実習の時みたいにクラスで授業ってわけじゃないんですから。
今日は生徒を見るんじゃなくて、あくまで俺等が生徒として先生を見るんです。」
「30手前の男が生徒って言われてもなぁ(苦笑)」←
「あなたはもう確実に30いきましたからね。」
「......ですね(涙)」
「認めるんですね。」
「認めるしかないっしょ......横尾先生、助けt.「嫌ですね。」←
ですよねー(涙)」
「ったく、でもある意味貴方が一番生徒っぽいですよね......」
「それ、嫌味ですか......」
「嫌味じゃなくて褒めたつもりなんですけど。」
「......たまーにそうやって天然出すのやめて(涙)」
「別に天然ってほどの天然じゃないでしょ......(苦笑)」
いい遅れたが、さっき言ってたように学校に行って研修に向かう途中の俺ら。
ちなみに横尾先生の車である。
学校行って研修とか、こんなことほとんどねぇよな......
そして今日は俺らの日らしく初っ端から教授に言われた。
でも今日きりだから特に支障はない。
ただ研修場所が七華高校だっていうのは驚いたが......(汗)
「もう少しで七華高校前に着きます......おや?
なんか一人の男子生徒が校舎から出てきましたよ?
たしか、この時間帯だと朝のHLのはず......」
「サボりっしょ(笑)
いかにもサボり魔っぽい感じだし!にしても、新学期は昨日でしょ?
2日目からサボりって......(苦笑)」
「......。」
(まさか、百合が昨日言った転校生じゃねぇよな......汗)←