藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第17章 ♡Story64♡ 修学旅行
_バス移動なう
「……。」
「か、和真くん……顔の傷……(汗)」
「……。」
和真の顔には複数の傷があった。
バス移動の中、和真はずっとだんまりとしていた。
_大阪城
「でかぁ……」
初めて見た大阪城に陸は口をポカンとさせていた。
「A組ー!大阪城をバックに集合写真撮るからこっちに集まりなさーい!」
「早速写真撮るのか……行こうぜ!」
クラスごとに集合写真を撮り……
「この写真は卒業アルバムに使うからなー」
「卒アルかぁ……私は見れないなぁ(苦笑)」
「そっか……卒業式、百合は出られないのね……」
「うん(苦笑)」
「なーにお前ら暗い話ししてんだよ!
せっかくの修学旅行最終日に!」_ぽかっ
陸は百合と美香の頭をぽかっと叩いた。
「だからって叩くことないじゃん!」
「俺らは、お前がいなくなっても絶対忘れない!
余計な心配はするんじゃねぇよ。」
「陸……」
「最後まで、俺らは一緒だからな……(微笑)」
「……ありがとう、陸(微笑)」
大阪城観光も無事終わり……
「修学旅行、あっという間だったねぇ……」
「だねぇ……でも来月は文化祭あるよ?
文化祭も楽しみだなぁ……」
「だねだね♪」
百合と美香は新幹線の中で文化祭について話していた。
「でも今年はまたカフェでしょ?(苦笑)」
「まぁいいじゃん!去年はメイド執事カフェだったけど、
今年はおとぎばなしチックなメルヘンカフェなんだからさ!」
「衣装作りがんばらないとね(苦笑)」
「だねぇ(笑)
そういえば、まだ誰が何の役か決めてないし!
よし、休み明けのLHRは文化祭の話し合いよ!」
「美香ちゃんはりきり過ぎ(笑)
まだ東京着いてないよ?」
「何か話してたらいろいろ考えちゃうんだもん!
百合は何がいい?やっぱお姫様だよね~♪」
「勝手に話を進めないでよ……(苦笑)」
「徹平さんは従者かな……」
「……(苦笑)」
(すっかり文化祭に夢中だ……汗)