第14章 ♡Story６１♡　甘えたいお年頃

「えぇ……気になる！」



「だから、いつか言うから……それまでは秘密。」



「余計気になる！一体何なの！？」



「さーて、片付けも終わったし風呂に入るか……」



太輔は百合から離れ浴室に向かった。



「逃げんなぁぁ！」



「なんだ？一緒に入るか？」



「っさすがの私も恥ずかしいから！！」











こんな日常が毎日続き、季節は夏となった。



そして今年１回目の東京ガールズコレクションが開催されようとしていた。






＿七華高校


「もう少しでTGCだね百合、」



「うん、もしかしたら最後になるかもしれないけど……できるなら、
２回目のやつも出たい！」



「出れるよ、百合ならさ(微笑)」



「ありがとう美香ちゃん。」



「そういえばさ、最近はだいぶ落ち着いたよね……あの告白から(苦笑)」



「だねぇ(苦笑)」








ちなみにあの緊急特番放送後はネット上ではかなり話題となり



Twitter上でも様々な反応が見られた。



女性意見

『まさか白血病だっただなんて……でもこれからは無理しないで
自分のペースで頑張って！』


『マジで付き合ってる人いたの！？
でも柊君じゃなくて一安心かもー・゜・(ノД`)・゜・』


『相手が先生とかマジ！？
てっきり相手は普通に同じ高校生かと……』


『何があっても百合ちゃんを応援するよ！』


『今年のTGCは出るんだよね！？』



男性意見

『百合ちゃんが白血病だなんて……悲しいよ。
これからの活躍も期待していたのになぁ……』


『百合ちゃんって年上好き！？
ってか彼氏と同じ歳くらいなんだけど……（ﾟдﾟlll）』


『藤城柊のはもしかしてカモフラージュ？
でも相手の顔がめちゃ気になる！』


『いろいろ衝撃がありすぎて……何が起きてるかわからねぇ！』





ほかにも様々な意見が飛び出ていたが、百合自身のアカウントへも



様々な反応が寄せられ対応に困ったらしい。




「みんな、納得してくれたのかな？」



「大方は、納得してると思うわよ？
うちの学校にいる親衛隊も大分落ち着いてきたしね「はよ…」
あ、おはよう九条くん！」



「和真くんおはよう！」