藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第13章 ♡Story60♡ カミングアウト
百合side
曲を全部聴き終わり、私は食べ終わった食器を洗っていた。
「……あ、薬飲まなきゃ……
すっかり忘れてた(苦笑)」
百合は薬を取り出し口に運んだ。
_ゴクンッ「……ふぅ、」
(たまに喉に引っかかりそうになるから嫌なんだよねー…苦笑)
食器も洗い終わったし、薬も飲み終わったしお風呂にでも入りますか……
お風呂からもあがり…
「ふわぁ……まだ寝る時間じゃないのに眠いなぁ……
でも、太輔が帰ってくるまでは起きてたいし……あ、そうだ!
いっそのこと太輔の部屋で寝よ~♪」←
百合は太輔の部屋に向かった。
「ホント、太輔の部屋ってシンプルだなぁ……
余計なものがない……そうだ!
太輔の文集とかアルバムないかなぁ(笑)」
百合は本棚の散策を始めた。←「おい(怒)」by.太輔
「……あ!高校の卒業アルバムだ!」
(元不良だって言ってたけど……どんな高校生だったんだろ……)
早速アルバムを開き…
「えぇっと……太輔は何組だろ……1組でもないし、2組でもないし……
てなると3組か!担任の先生は、どんな先生…っ!?」
っこの、先生……
各クラス個人個人の写真のページには、担任の先生の写真もあった。
そして担任の先生の名前は……
「白咲、百合……」
(私と、同じ名前だ……しかも、ちょっと雰囲気似てる……?)
集合写真を見てみると、白咲先生はかなり小柄だった。
そして肝心の太輔は……
「太輔はっと……あ、これだな(笑)
てか髪スゴ!まるで……」
まるで、和真くんみたいだな……この頃の、太輔って……
もしかして、昔の太輔は今の和真くんにそっくりだったのかも……
「もしかして、それで和真くんと衝突しちゃったのかな?
前の、自分を見てるみたいだから……」
今と見比べると、雰囲気もだいぶ違った。
今の優しい雰囲気はあまりなくて、むしろ怖い雰囲気があって……
だから、私でさえも怖いって思ってしまった……