藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第12章 ♡Story59♡ 溢れる気持ち
軽く自己紹介も終わり、百合は自分が住む街を案内することにした。
「ここは十番通り、Dolceっていう美味しいお菓子屋さんがあるの。」
(そこで太輔、スイートポテト買ってきたんだよなぁ(笑))
「なんか名前聞くだけで美味しそうな名前!」
「……10年近く経っても、そんな変わらねぇな……」
「ふふ…懐かしい?和真くん。」
「あぁ……そういや、この先には桜並木だっけ?」
「うん!そうだよ!」
「ほんと、懐かしいや……」
_ボソッ「なぁ立花。」
「んだよ。」
_ボソッ「あの二人、最近変に雰囲気いいんだけどよ……」
「幼馴染なんだから、無理もねぇだろ。
お前は気にし過ぎだ。」
「……。」
「彼女は浮気なんかしねぇよ。」←
「っ!?」
(まさか立花からそういう言葉が出るとは……汗)
「そういえば、小学校の入学式の時はここで初めて和真くんと会ったよねぇ……」
「覚えてんのか?」
「うん、うっすらとね。
和真くん、お母さん達とはぐれて泣いてたもんねぇ(笑)」
「っるっせぇよ!」
「ふふふ(笑)」
「なになに!?和真って昔泣き虫だったの!?」
「そうだよ星田くん(笑)」
「マジかよ!」
「っ百合てめぇ……」
和真は耳を真っ赤にしながら百合を睨んだ。
「なんだろ……今の和真くんちっとも怖くないよ(笑)」
「っ……」
「(笑笑)」
「お前も舐められたもんだな和真。」
「亮介まで……るっせぇよ……」
「百合ちゃん、これやる。」
「あ、ありがとう奏くん。これ……私が好きなチョコレート……」
「「いつの間に!?」」
「雑誌でたまたま見た。」
「「……。」」
((亮介、絶対百合ちゃんをペット的に見てる……))
「……まさか、立花も百合ちゃんをそんな目で……(引)」←
「どアホ(怒)
んなわけねぇだろ!」
(こういうところは一緒にされたくねぇや……)←