第7章 ♡Story５４♡　病気…？

太輔side


今山田君から、癌の再発がしたかもしれないという話を聞いて……



ショックを隠せないでいた……



でもまだ百合の病気が再発したとは決まってない。



それでも、不安で不安で仕方がない……



もし再発すれば……完治する可能性はない。



ただ、寿命が尽きるのを待つしかなくなってしまう……



「……ひとまず、病室に行きましょう。
もしかしたら百合ちゃん、目を覚ましているかもしれません。」



「あぁ、そうだな……藤ヶ谷先生、行こ？」



「そう、だな……」
(ただの、貧血とかで済んでればいいんだけどな……)



こうして俺達３人は百合と柊君がいる病室へ向かった。
















_病室


「……っ」



「っ百合ちゃん！？」



「っ…太……っ柊、さん？」



百合はまぶたをゆっくり開け、柊に顔を向けた。




「っあぁ……俺だよ。」



「……柊さん、私……」



「百合ちゃん、撮影中突然倒れて病院に運ばれたんだ。
あれから、ずっと目を覚まさなかったから心配したよ……」



「っすい、ません……」



「いや、いいんだ……今は、ゆっくり休んで？」



「……あれから私、ずっと……」



「うん、でも目を覚ましてくれてよかったよ……
今、山田君が…「っ柊さん！」…山田君、それに藤ヶ谷さんと裕太君も……」



ちょうどその時、太輔達が病室に入ってきた。



「っ百合は……」



「ついさっき、意識を取り戻したばっかりです。」



「っ百合……」



太輔は百合のベッドに歩み寄った。



「っ太輔……学校は？
もう授業は終わっt.「今は俺のことなんてどうでもいい……。
百合、具合の方はどうなんだ？」



「……ちょっと、だるいかも……」



「……百合ちゃん、お医者さんが言うに、
赤血球が異常に減少して貧血を起こしたのが原因みたいなんだ。
それで……っそれで、詳しい検査を受けてほしいって言ってるんだ……」



「……わかりました。
でも仕事は…「ばか、今は仕事のことなんて考えるな。」……。」