藤ヶ谷先生、大好きですよ?3ーThirdSerieSー
第7章 ♡Story54♡ 病気…?
百合side
太輔達が午後の授業に入った頃、百合も撮影の途中だった。
『私は……
(なんだろ……頭がクラクラする……)
先生d…っぅ……!』_バタン!
「っ百合ちゃん!?」
セリフを言う途中、百合は突如その場に倒れこんだ。
涼介は急いで百合の元に駆け寄り、ほかの共演者やスタッフ達も駆けつける。
「っ百合ちゃんしっかりして!」
百合を抱き寄せる涼介、百合は気を失っていた。
「っ百合ちゃん……一体何が……」
柊も漠然と百合を見ていた。
「っ百合ちゃん!百合ちゃん!!」
「っ涼介、あまり身体を揺すらないほうがいい……
撮影は一旦中止だ!誰か救急車を呼んでくれ!」
「っはい!」
スタッフは急いで救急車を呼ぶ手配をした。
それからすぐに救急車はやってきた。
だが百合はまだ意識を戻していなかった……。
太輔side
「ここを…“ピーポーピーポ…”「おい何だ何だ!?」…こら、
授業中に席を立つな。」
「っでも先生!あの救急車うちの学校に入ってきてますよ!?」
「……(誰か、倒れたのか……?)
とにかく、今は授業中だぞ。席に着きなさい。」
「っなあなあ!運ばれてんの、女優さんか?」
「……。」
(撮影中の役者、か……っまさか!
……いや、あいつに限ってそれはn.「っねぇ!あれ百合ちゃんかもしれないよ!」
……っ!?
っまさか……朝まであんなに元気だったのに…そんなはず……
「……っ!」
太輔は急いで講義室の窓から外を覗いた。
すると目に入ってきた光景は……
「っ意識不明!
酸素吸入を急げ!!」
「はい!!」
「っ……!?」
(っ嘘だろ……なんで、なんでアイツが……)
太輔の目に入ってきた光景、それは……
1年前の太輔と同じ、
意識を失った百合が救急車に運ばれている光景だった……。
「っ……百合!!!」