第6章 ♡Story５３♡　ふたりの距離

百合side


「お弁当かんせ～い！！」



「思った以上に、時間は食ったけどな......」



「でも無事完成できたし！その様子なら、ひとりでも作れると思うよ！」



「わかった、時間があったらやってみる......」



「じゃ明日の朝！復習として作ってきてよ！」



「はあ！？」



「料理は１回きり覚えただけじゃダメ！もう一度自分で作ってみないと！
これ、私からの宿題です！」
(なんか先生になった気分～♪)



「なに先公みたいなこと言ってんだよ......」



「いい！？宿題だからちゃーんと、やってきてよね！」



「......わーったよ。作りゃいいんだろ作れば！！」



「そうそう♪」



「ってかお前、俺がやってる間なんか作ってたけど......それなんだよ？」



「クッキーだよクッキー！
見て分からなかった！？」



「こっちやってたから知らねぇし。ってかよくお菓子なんか作ってたな。」



「簡単クッキーだからね♪割と短い時間で作れるの！
今度教えてあげるよ！」
(でもさすがにもうここでは、無理だよなぁ......汗
団司さんにも言われたし......)



「ふぅん......まぁいい、機会があったらな。」



「っじゃあ今度は九条君のうちでやろうよ！
そのほうが、いいんじゃないかな？(苦笑)道具も揃ってるしね！」
(これまた徹平さんとかにあれこれ言われそうだけど......
教えるなら仕方ないよね......汗)



「......別に、それはそれで構わねぇよ。
またネットニュースに取り上げられたら嫌だし......」



「っそれも、そうだね(苦笑)
＿ﾁｰﾝ！...あ！最後のプレートが焼きあがった！」



「まだ作ってたのかよ......」