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進撃の巨人~Shangri-la~
第10章 ♯9
巨人の往来があったのがすぐに分かった。
同じ制服を身にまとった物体がごろごろ転がっていた。
この光景は何度も目にしているが、決して慣れることはない。
今朝まで共に訓練に励み、共に笑い、共に生きてきた仲間たちだ。
心が、悲鳴をあげる。
は・・・・・はどこだ。
俺に感情を与えてくれたあいつはどこにいる。
新しい人間を求めて巨人も場所を移動したのだろう。
聞こえるのは馬が必死に大地を蹴る音のみだ。
人間の生を感じられず、諦めかけたそのとき
が、いた。
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