第9章 ♯8
の班決定に当たって俺は相当口を挟んだ。
兵団幹部間では“リヴァイが人間になった!”とか騒いでいやがったが、構やしねぇ。
あいつには少しでも安全な場所にいてほしい。
俺の班は右翼前方。
何かあればすぐに向かえる位置だ。
本来なら中央初列索敵班なのだが右翼側でないと壁外調査に参加しないとエルヴィンに詰め寄った。
また配置を考えなおしだ、と苦笑いで承諾したエルヴィンと
今回中央初列索敵を初めて任されて有頂天になっているハンジには感謝している。
俺の班員も何かを察してか、今回の配置について何も言ってはこなかった。
が絡むと私情で動いちまう、悪い癖だな・・・