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進撃の巨人~Shangri-la~

第18章 ♯17



タトゥーと話をするときは決まって訓練所近くのベンチだった。
 
調査直後ということもあって普段以上に閑散としていたそこは二人で話すのには好都合だった。


「静かだねぇ~」


「そうだな・・・」


タトゥーの放つ違和感を払拭しようとわざと元気な声を出してみせるが、彼の瞳は暗い渦に包まれたままだった。


「俺さ・・・」


「うん?」


「こんなことに言うべきじゃないとは思うんだけどさ・・・」


「なになにどうしたの?」
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