第26章 ⭐プールへ行こう!
M「んな、可愛く“お・ね・が・い”なんていわれても…しかも♥マーク付いちゃってるし…」
A「いいでしょ? ね、ね?」
M「いやぁ…でもぉ…」
A「じゃあさ、取り敢えず“お試し”ってことで、どう?」
M「お試しってなんだよ? 俺は街中で配られてる試供品じゃないぞ?」
A「違うんだって。逆だよ、逆。俺が“試供品”なの」
M「ますます意味わかんねぇ…」
A「あっ、見て見て! 皆プールから上がるみたいだよ? これチャンスじゃない? よーし…」
M「えっ、あ、お前、それ違う…って…」
監『ピピー、そこの君! これから10分間の休憩タイムに入るから、速やかにプールから上がりなさい!』
M「だから言わんこっちゃない…」
A「怒られちった(๑́•∀•๑̀)ฅテヘ-」
M「何が“(๑́•∀•๑̀)ฅテヘ-”だ…。全く…」
A「だって仕方ないでしょ、知らなかったんだから」
M「知らなかった、ってちゃんとアナウンスあっただろ?」
A「オレがそんなの聞いてると思う?」
M「だよな…。ってか、威張ることか?」
A「あ、ねぇ、ラジオ体操始まるみたいだよ?」
M「お前、まさか…?」
A「当たり前でしょ? 全力でラジオ体操するに決まってるじゃん」
M「俺には無理だ…」