第26章 ⭐プールへ行こう!
A「ねぇねぇ、暑いしさ、プール行かない?」
M「いいねぇ〜」
A「でっしょー?」
M「で、どこのホテル?」
A「ホテル? 違う違う」
M「ホテルのプールじゃないの?」
A「オレが言ってんのは、市民プールだよ」
M「し、市民プール? 俺らが?」
A「そうだよ? ね、どう?」
M「おっさん二人で市民プール、って流石にないでしょ…」
A「市民プールってさ、いいんだよね、安いしさ」
M「いや、そういう問題じゃないでしょ?」
A「そういう問題なの。だからさ、早く準備して?」
M「準備、ったって海パンとタオルぐらいでしょ? あ、あと、替えのパンツもいるか…」
A「替えのパンツって必要?」
M「えっ、雅紀は持ってかないの?」
A「だって、そのまま履いてくればよくない?」
M「俺、その考えついていけないかも…」
A「えっ、なに、俺、変?」
M「べつに“変”てわけじゃないけどさ、やじゃない? だってパンツだよ?」
A「だってそんな汚れてないっしょ?」
M「そ、そりやそうだけどさ…。俺はイヤなの」
A「荷物が増えるだけじゃん?」
M「パンツ1枚ぐらい、そう荷物にもならないでしよ?」
A「あ、じゃあさ、2枚重ねて履いてけば良くない?」
M「ま、まぁ…勝手にすれば?」