第205章 リップクリーム
A「アレ? リーダーどうしたの、泣きそうな顔しちゃって…」
N「あっ、コラ、相バカ! 今触んじゃないよ」
A「えっ、なんでなんで?」
N「泣きそうに見えるだろ? でもアレ、怒ってんだから」
A「マジで? ってか、オレらリーダー怒らせるようなこと、何かした?」
N「してませんよ? 我々はね?」
A「σ( ̄^ ̄)?」
N「あのね、さっきの収録でさ、貸して上げたでしょ、翔ちゃんにリップクリームをさ」
A「ああ、うん。でもそれがどうして?」
N「あん時さ、翔ちゃん指で塗ったでしょ?」
A「うん。普通じゃない?」
N「まあね、確かにね? でもさ、それが大野さんにとっては大問題なわけよ」
A「待って、意味分かんない」
N「ああ、もお、、察しろよな…」
A「だって分かんないんだもん」
N「あのさ、大野さんとしてはさ、翔ちゃんに直塗りして貰いたかったわけよ」
A「ああ、そっかぁ、なるほどね」
N「漸くかよ…」
A「それでかぁ…。拗ねちゃったんだ、リーダー」
N「ま、そういうことですね。だから、下手に触んない方が見のため、ってこと。分かった?」
A「うん。分かった」