第168章 信じたいから…
S「…うん。遊びじゃない」
O「そっか…。翔くんが“本気”だ、って言うなら、もうオイラ達から言う事は何もないよ…。
でもね、コレだけは覚えてて? オイラ達は、別に翔ちゃんの幸せを願ってないわけじゃないんだ。寧ろ、幸せになって欲しい、って思ってるんだよ?」
A「そ、そうだよ、大ちゃんの言う通りだよ? 俺達皆、翔ちゃんの幸せを願ってる。そうだよね、ニノ? 潤?」
N「そうですね。翔ちゃんだから、ってわけじゃないけどさ、メンバーの幸せは、俺らの幸、つーかさ…」
M「俺は…認めたくはない。けど…翔さんが笑ってられるなら…それなら…」
S「ありがとう…皆…」
O「翔くん? 忘れないでね? オイラ達、皆、翔くんのことが大事なの。だから翔くんの言葉を信じるよ? でもね、もしも…もしもオイラ達を裏切るようなことがあったら…
その時は、オイラが翔くんを殺すから…。
脅しなんかじゃないよ? 本気だよ? 覚えて置いてね?」
S「分かってる。俺にだってそれくらいの覚悟はあるから…」
O「うん。
だけどね、もし疲れちゃったら…
その時は帰っておいで?
オイラ達、いつだって両手広げて翔くんのこと迎えて上げるから…」
S「ありがとう…本当にありがとう、皆…」