第157章 君だから…

O｢オイラね？ 泣いたよ？ あのドラマ見て、泣いちゃった。翔くん、いっぱい頑張ったんだな…って思ったら、泣いてた…｣

S｢えっ…？｣

O｢見えないトコで、いっぱい車椅子やバスケの練習してたんでしょ？｣

S｢どうしてそれを…？｣

O｢分かるよ、当たり前じゃん。だってメンバーなんだよ？ ニノだって、相葉ちゃんだって、松潤だって、みんなちゃ〜んと、知ってるよ？｣

S｢…うん…｣

O｢数字なんて関係ない。人の評価なんて、気にすることないんだよ？ ね？｣

S｢俺、馬鹿だった。数字ばっか気にしてさ…。人の評価に落ち込んだりしてさ…。ちゃんと分かってくれてる人がいる、ってこと忘れてた…｣

O｢そうだよ？ だからさ、胸張って良いんだよ？｣

S｢そうだね…智くんの言う通りだね…｣

O｢うん。きっとね、オイラ達だけじゃないから…。分かってくれてるのは…｣

S｢うん…｣

O｢翔くん、お疲れ様でした。そして、感動をありがと…｣

S｢…うん…｣

O｢もう泣かないの！ オイラの好きなイケめてる翔くんが台無しじゃん。ほら、笑ってよ？｣

S｢うん…｣

O｢仕方ないなぁ…。今だけだよ？ 今だけ泣いたら、またいつもの翔くんに戻ってね？｣

S｢うん…。ありがと…｣



おわり♥