第153章 願わくばあなたの傍で…
紫「今年も来てやったぜ?」
緑『ずっと待ってたのに…』
紫「俺だって色々と忙しいんだよ」
緑『そうかもしんないけどさ…』
紫「わざわざ時間作って来てやったんだ、ありがたいと思えよ」
緑『はいはい、ありがとうございます』
紫「…んだよ、人が折角来てやったのによぉ…。素直に喜べっての…」
緑『素直じゃないのはどっちだよ…』
紫「決まってんだろ、お前だよ」
緑『潤君には負けるよ…』
紫「それよかさ、コレ買ってきてやったぜ?」
緑『えっ、マジで? 俺、その店のケーキ超好きなんだよね』
紫「相変わらず”クリスマス仕様”だけどな?」
緑『仕方ないよ…。それにさ、もう慣れたよ…』
紫「ばぁか、変なトコ慣れてんじゃねぇよ…」
緑『ばか、って…。酷いなぁ…。でもさ、そうだよね…』
紫「だろ? つかさ、お前幾つだっけ?」
緑『26歳だよ。毎年変わんないのに、忘れちゃったの?』
紫「そっか…、そうだよな? お前は歳食わねぇもんな…。羨ましいこった…」