第7章 傷は痛む
園子side
俺はよく自棄だと言われていた
そもそも生命なんてものを重んじてなかった俺は人を殺すことなどや無沙汰では無い
そんな中、俺は青葉城西.....通称『セイジョウ』の首領に拾われた。否、買われたのだ
所詮白鳥沢は俺達の事を道具だとしか思っていない
今度はどういう目的だ?拷問の試験体か?ただの憂さ晴らしか?
そう思っていたのに、
赤いワンピースを着せられたかと思えば息子と友人の護衛?
そんな事は初めてだ
そもそも俺なんか信用出来るのか?
まあ、下手に動いて解毒剤を渡してもらわなかったら終わりなんだがな