第5章 涙言葉
「貴方は私と共に死にます
私が言いたい事はそれだけです、それだけ…だから私にとって最高の時間を過ごしたい、DIO様にも…最高の時間を過ごして欲しいです」
「…ふっ、そうか
貴様と死ねるのならば私は本望よ」
嘲笑うかの様に鼻で笑うと癒芽は微笑んだ、久々に見た癒芽の微笑み、それは少し悲しそうに歪んでいたが私は満足だ。
愛しい女には笑っていて欲しい。
誰しもが考える事だろう?
「貴方は馬鹿ですねぇ…
この短い人生の中で初めてこれ程の変わった考えを持つ者と出会いましたよ、DIO様」
「そうか
私もだぞ、癒芽」
この会話が永遠と続けば良いのにな。
何時までも何時までも、終わりのない世界へと癒芽を連れて逃げ込みたい。
だが…これだけ愛しい者と会えたのだ、それだけで満足と言えるだろう。
その晩は静かに過ぎ去ったー……