第4章 愛言葉
「……DIO様は他の女性方と戯れられているじゃあ有りませんか、でも私はずっと独りで待ち続けているんですよ…狡いです」
「もっと私を楽しませて下さい、私をもっと貴方の事で夢中にさせて…追い掛けさせて下さいよ、ねぇ、一人の女性を夢中にさせる事も出来ないんですか?」
そう言うとDIO様は苦笑して髪をかき上げる、貴方は不思議な人…他の女性や男性に対しては強気なのに私の事になると急に奥手になる。
貴方は私をどうしたいのですか…、届く場所の無い思いが心の中で循環して淋しい、そんな愛の駆け引きが今は一番楽しいのかも知れないと私自身でも思う。
「私だって好きで他の女と遊んでいる訳じゃあない、癒芽が私を好きにならないから…他の女と居るんだろう、貴様が素直になれば良い話なのだ」
「あら…じゃあ、私のせいなのですか? もっと時間を下さいよ」
そう微笑みながら私はDIO様の手の甲に口付けを落とす、何時かは答えを決める時が来る。
その時まで…私は楽しみたい。