第9章 凄く…ムラムラする
「さてと、今はこっちに集中してくださいね」
ニッコリ微笑むと烈さんの手はゆっくり降下して来る。
腹部を伝い、下腹部に一直線だ。
「下着が濡れてしまうと大変でしょうから、先に脱がせておきますね」
と、器用に全て脱がされてしまった。
つまり何も身につけていない状況であり、自分の痴態を烈さんに晒しているのだ。
「脚、閉じないでください。
弄りにくい」
恥ずかしさのあまり脚を閉じようとすれば、同じように脚を使って阻止される。
「やっ…恥ずかしい」
「恥ずかしさなんてすぐ忘れられますよ」
掠れた声でそう囁けば、言葉に弱い私の下腹部は簡単に湿り気を帯びる。
「そう、良い子。
力を抜いて」
一瞬力の抜けた時を見逃さず、すかさずこれ以上に力入れられないようにする。
「大丈夫…僕に任せててくれれば良いよ。
気持ち良くさせてあげるから」
入り口をほんの少しだけ指先でなぞった。
「っ…」
いきなりの刺激に、腰がピクンと動いてしまった。