第15章 教えてあげましょうか
「知ってます。
だって…わざとですから」
と、首筋に吸い付く。
「っ…ん…」
「星夜じゃないけど、美織さん見てると凄く美味しそうで。
手を出さないように我慢するの大変なんですよ?」
「そ、そんなこと言われても…!」
「困らないでください。
これも、あなたが魅力的過ぎるからなんですよ?」
低く囁くと、首筋に吸い付き、その白い肌に舌を這わせた。
「っ…」
ビクリと大きく身体が跳ねる。
「やっぱり首、弱いんですね。
可愛い…」
「ゃ…ぁ…」
動く舌に合わせて身体が跳ねる。
ゾクゾクする感覚に、思わず烈さんにしがみついた。
「その反応…逆効果ですよ。
そんな可愛い反応されてはイジメたくなるに決まっているでしょう」
クスリと微笑むと、柔らかい肌に軽く歯を立てた。
「あっ…」
先程とはまた違った感覚が身体に巡る。
「ほら、ダメですよ。
いくら人が居ないとはいえ、ここは学校。
いつ誰が来てもおかしくないんですよ…?」
と、怪しく微笑む。