第1章 溶解度39.6℃【おそ松】
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初めてのことが次からつぎに起きて頭が追い付かない。
・・・と思ったら解放されて
おそ松が改まったように私の前に正座した。
私もつられて姿勢を正した。
「おそ松・・・?」
おそ松「、俺と付き合ってくれ!!!」
そう言われて、そういえば両思いだったことは分かってたけど恋人同士にはなっていなかったんだと気が付いた。
ちゃんと段階を踏んでくれるんだなってうれしかった。
キスはしちゃったけど♪
「おそ松、私の気持ちに気づかせてくれてありがとう。すごく幸せ。これからは恋人としてよろしくね」
ぼすん!!
「へ?」
おそ松が布団に倒れた音だった。
そうだ、おそ松は高熱を出してたんだった!!
「おそ松大丈夫!!!!?」
すると、ん~~~っとうなりながら突っ伏した顔を横に向けニヘラと笑った。
「治ったら今日の続きね?」
これまでのことを思い出して私は再び赤面してしまった。
恥ずかしながらも返事をしようとおそ松に視線を戻す。
規則正しい呼吸音。
力尽きて寝ているようだった。
寝ているおそ松に返事をした。
「優しくしてね?」
第一章 …fin