第5章 会えない分の愛を
「はい、到着です」
二十分くらい車を走らせて二宮さんの家に到着。
見た感じ
マンションのようですね。
しかも高級そうな・・・。
暗い外、寒い空気。
私たちはマンションの中へ。
絨毯の廊下を歩いて、五階の奥の部屋へ。
ガチャリと鍵が開いて、
「どうぞ」
開かれた扉から、入る
彼の部屋は
玄関から不思議な感じがしていました。
「お、お邪魔しまーす」
靴を揃えてから
リビングに。
初めてだから怖くて、少し姿勢が低くなってますね。
「遅い!速く行きなさい」
「は、すみません。お、お邪魔しまーす!」
二宮さんに背中を押されて豪快にリビングに。
そして、
まず驚いたのは、
なぜか
一人暮らしのくせに
テレビがたくさんなこと。